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この文で位置を論じるのは、1960年代末、金日成が直接第2自然科学院の位置を掴ませてくれ、1980年代初め、金正日もまた現地で衛戍区画を分け与えて、その全貌を明らかにしたためである。
第2自然科学院は、平壌市龍城区域龍秋洞に位置している。金日成は、この地域が空気が良く、敵が空襲するのが難しいところだとして選択した。金日成は、自分が平壌市で最も大事な地帯を国防科学院に与えたという。
金日成は、第2自然科学院が平城に続く道の上にあるために、毎年、平城国家科学院を指導するにも良く、また、しばしば出ていける近い距離にあり、理想的だとしつつ、この地区に、「共産主義社会にあっても、遜色のない科学者同志を建設してやろう」と語った。金正日の指示により、1980年代末から、龍城地区は、完全封鎖されることになった。
ところが、今、金正日の理想は、国家の財政経済的与件により全く実現できないでいる。25年が過ぎた今日になっても、江界国防大学の外に担うものがない。
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先ず、第2自然科学院政務院がある。政務院は、行政部と党委員会で構成されている。第2自然科学院院長がおり、その下に4名の副院長がいる。
科学行政指導局は、3個局から成っており、1局は、主として現代武器と呼ばれる誘導武器開発を専担しており、2局は、常用武器系列の研究事業を指導している。3局は、地方に駐在している研究所を管理している。
この外にも、行政部門には、科学技術指導局、対外交流局、資材局、後方管理処、労働行政部等がある。
党委員会は、責任秘書の下に組織部、宣伝部がある。
第2自然科学院には、一般軍規模の保衛部と安全部があり、院内の科学者と労働者を常時的に監視、統制している。
一方、第2自然科学院傘下には、次のような研究所がある。工学研究所、金属材料研究所、精密研究所、112号研究所、弱電研究所、電気機構研究所、瑠璃研究所、平壌弱電研究所、物理学研究所、通信研究所、電子計算機研究所、船舶研究所、繊維研究所、科学材料研究所、流体研究所、工兵研究所等、30余個に達する大小の研究所がある。
その他先進科学技術を補給し、院内勤務者を思想教養するために、第2科学技術通報社、第2自然科学出版社があり、国防科学者養成学校としては、江界国防大学、龍城弱電工業大学がある。
そして、咸鏡北道舞水端地域にあるロケット試験発射基地は、「農業試験所」という偽装名称で第2自然科学院に配属されている。農業試験所には、人民武力部も任意の時間に第2経済委員会から引き受けるか、外国から購入したミサイル等の性能試験発射を進行する。
農業試験所はまた、秘密が多いと知られており、過誤を犯した科学者や一群を追放するところでもある。他の研究機関とは異なり、農業試験所は、人民武力部において警備を担当している。この外にも、病院を始めとする多くの保障単位がある。
第2自然科学院において、最も中軸的役割を行っている研究所は、工学研究所、精密研究所、船舶研究所、金属材料研究所、112号研究所である。
工学研究所において、「ノドン1号」、「テポドン1号」が開発されており、再発射問題が話題になっている「テポドン2号」が研究されているところである。現在、イランとミサイル共同研究を行っている単位も、正にこの工学研究所である。位置は、平壌市龍城区域龍秋洞にある。
精密研究所は、歴史的に人民軍武装装備の改良、開発に大きな寄与を行ってきた。現在、戦争のため、北朝鮮前縁に配備されている各種ロケット砲、射程距離がロケットに匹敵する「主体砲」は、全てこの研究所に置いて改良されて量産されたものである。この研究所ではまた、対南挑発のための携帯用殺人装備も開発している。位置は、龍城区域龍秋洞にある。
船舶研究所は、1990年代に、北朝鮮が韓国に浸透させた「サンオ」級潜水艦を設計した研究所である。海上と関連する全ての戦闘機資材は、全てこの研究所で設計されている。
80年代末にあった東海艦隊武力示威時、金正日は、「サンオ」級中小型潜水艦を査閲しつつ、「今後、このような潜水艦を多くして、南朝鮮の東西海岸を隠密に徘徊し、一旦有事の際には、攻撃を行わせなければならない」と指示した。船舶研究所は、金正日のこの指示を貫徹して、中・小型潜水艇、超小型半潜水艇を設計し、金正日の対南挑発政策に寄与した。位置は、咸鏡南道新浦市にある。
金属材料研究所は、武装装備開発に持ち込まれる特殊合金を製作する。この研究所は、全般的科学研究事業において最も重要な位置にある。1984年、金正日は、この研究所にチタンを開発することに対する課業を与えた。位置は、平壌市龍城区域龍秋洞にある。
112号研究所は、開発しなければ、「生きることも死ぬことも」できない砲兵器の自走自動車化を受け持っている研究所である。勲章も一番多く受け、批判も一番多く受けている単位が、正にこの研究所である。この研究所も、平壌市龍城区域龍秋洞にある。
現在、第2自然科学院の実態は、想像できない程度に劣悪である。しかし、注目しなければならないことは、科学研究の頭脳集団は、そのどの国よりも優秀であることである。この集団は、朝鮮半島の国防力強化において想像できない大きな財産になった。今、第2自然科学院は、金正日の恐喝用ミサイル開発のため、もはや持ちこたえられない程度に酷使されている。
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最終更新日:2003/10/04
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